【40代】転職失敗コロナ禍で見つかった仕事が続けられない理由

2021年6月5日

40代の転職が失敗だったことを書いています。こんにちは。コカム(@orangecocam)です。コロナウイルスが流行り、失業した人は8万人くらいだと言われています。我が家の夫もコロナ禍で転職をしましたが、早くも再再々転職を考えている状況です。いやー、困りました。夫はまだ新しい仕事が決まらずなんとか仕事を続けていますが、限界を迎えたら明日辞めるかも知れません。

この記事を読んでいるあなたが転職に失敗しないように、我が家の体験談を参考にしてもらえたら幸いです。いざ!

夫婦は人生苦楽を共に

はじめに。
夫さんから「仕事のことはなんでもブログに書いてもいいよ」
と言われてこの記事を書いています。
同じように悩む方を励ましたいです。一緒に頑張りましょう。

前回までのあらすじ

これまでの経緯です。夫は元々写真関係の仕事に従事していましたが、会社経営が悪くなり転職。2019年8月と11月に転職を試み、失敗しています。失業保険を2020年2月から受給し、2020年11月から現職場に再々転職をしました。

40代で仕事が見つからない体験談を書いています。↓↓↓経緯はこちらから。

やっと転職したけどブラック企業だった話し【失敗談】

長い就職活動の期間を経てやっと再就職できた時は私も夫も正直ホッとしました。小さなデザイン関係の会社で家族経営のところでした。仕事が決まったのは2020年11月。年末に仕事がない、というのは不安だったので雇ってくれる会社がみつかって心から嬉しかったです。初めはやりがいも見つけ仕事に取り組んでいました。しかし3ヶ月の試用期間を終える頃、色々と気になる点が出てきました。

とにかくコロナ禍なので焦り、何でもいいからとにかく就ける仕事に就こう、と考えたのが失敗だったのかも知れません。無職でいるよりは、できそうな仕事なら挑戦したほうがいいと考えましたが、裏目に出てしまいました。

トリ先生

会社辞めますか?人間辞めますか?など揶揄する言葉が
流行ったことがありましたね。まさに背水の陣。

求人内容と仕事内容が大きく違った

転職が失敗だったと感じる一番大きな点は求人内容と実務が異なっていたことです。求人票では「Illustratorでのデザイン」や「印刷作業」が業務内容だったのですが、大方の作業が肉体労働。現場に行く時の荷物の積込や大型資材の荷受などでした。

夫は首に持病があり、力仕事に向かないのでデザイン関係の仕事を選んだつもりでしたが、期待と違う仕事内容で身体がより辛くなってしまいました。家に帰っても何もせず泥のように眠るだけの夫の気力は日々削がれていきました。

試用期間【雇用保険】をかけてくれなかった

最大の問題は雇用保険をかけてくれない会社だった点です。求人には試用期間が3ヶ月となっていました。が、雇用保険をかけてくれませんでした。その点を経営者に質問すると「正式採用になってから雇用保険はかける」と言われました。もちろん社会保険もなしです。

雇用保険に関しては退職するときに遡って働いていた間かけてもらおうと考えています。難色を示すならば、労基に相談も考えています。以下が雇用保険適用の条件です。

(1) 31日以上引き続き雇用されることが見込まれる者であること。具体的には、次のいずれかに該当する場合をいいます。

・期間の定めがなく雇用される場合

・雇用期間が31日以上である場合

・雇用契約に更新規定があり、31日未満での雇止めの明示がない場合

雇用契約に更新規定はないが同様の雇用契約により雇用された労働者が31日以上雇用された実績がある場合 ( 注 )
[(注)当初の雇入時には31日以上雇用されることが見込まれない場合であってもその後、31日以上雇用されることが見込まれることとなった場合には、その時点から雇用保険が適用されます。]

(2)1週間の所定労働時間が 20 時間以上であること。

厚生労働省ホームページより引用

指示がいつもころころ変わり困る

会社あるあると言えばそれまでですが、指示が曖昧で勝手。経営者がワンマンで独裁に近い職場でした。「Aをして」というからAをしていると「Bが先といっただろ」と言う経営者。「いえ、社長Aと言いましたが?」と反論しても「Bが先」と言われ最後はAを優先してやり直すようなことが度々あります。俺が白と言えば実際は黒くても白だと思え、というような強引なやり方が横行していました。

従業員は経営者に忠実に従える人だけといとう環境に、何が正しいのか考えるのも虚しくなりました。夫はこのままここにいては自分が駄目になると感じました。

とにかく会社の環境が悪い

会社は小さな事務所兼工場だそうです。資材が天井までぐちゃぐちゃと積み上がり、控えめに言っても汚くて危険。地震があれば物が落ちてきて怪我をしそうな環境です。備品としてティッシュ一つもないため、持参しなくてはならず、お昼を食べるところもない部屋でした。

がっかりしてしまうくらい汚い場所では毎日通うのも憂鬱になってしまうでしょう。会社環境が悪いことは会社が従業員のことを考えていない証拠のように感じます。

残業が当たり前だった

求人票と仕事内容が大きく異なると同じですが、残業は月5時間程度(!)という求人票に対し、毎日8:30〜21:00まで仕事でした。いくらなんでも求人票、嘘つきすぎではないでしょうか。繁忙期は残業ありとでも書いてくれれば・・・。他にも残業が多くて悩んでいる人はいると思いますか、「遅くまでお疲れさま」と一言でも労ってくれたらやる気も出るのにと夫は言っています。

はい。求人票と実務が違うは結構あり得る話しみたいです。何を信じていいのか・・・。

試用期間が終わっても何も話しをして来ない会社

肉体労働ばかりの試用期間、3ヶ月を夫は何とか勤めきりました。しかし「来月から社員に」とか、給料の提示など会社から何も話しがありませんでした。夫が役に立たない人間だと思われているかと言うとそうでもなく「土曜出勤よろしく」「今日中にこれ出来る?」と労働力としては当てにされている様子。

きちんと仕事してきたつもりでしたが、従業員を大切に扱ってくれない会社にすっかり夫も私も失望してしまいました。

会社を変えてやろうと意気込んでも難しい

夫が悪い環境で勤めることになったとわりと最初の時点でわかっていました。しかし夫自身は長く勤めながら「徐々に会社の体制が変わってくれるよう働きかけよう」と考えていました。が、それは無理だとすぐ理解しました。家族経営の会社の古い体制を突然来た従業員が変えることは基本的にできないものです。

それどころか日々身体を酷使するため、疲れ切って労働環境を変えようという意識もなくなっていきました。次回仕事に就けるなら予め環境が整っている職場に勤めたいと思います。

40代の転職はどうして難しい?

そもそも40代の転職はどうして難しいのか。既に未経験の業界ではほとんど雇ってもらえない年代です。また、なんとか転職出来ても合わない場所では長く働けないことも多いです。それは培ってきた自分の中の常識とは違う枠にはまりにくいからなのかも知れません。確かに夫には営業職など汎用性が高い業種の経験がなかったため、すぐ働けるのが肉体労働多めの職種だったことは仕方がないのかも知れません。

若い頃であれば、仕事内容が自分の希望と合わなくても「仕事なんてこんなものだ」「体力ありもちろん持病もないから肉体労働は平気」と続けていけたのかも知れません。でも今は無理すればツケがまわってくると知っています。やはり30代の気力と体力があるうちに自分のキャリアの地盤は固めたほうがよかったのだと思います。でも後悔ばかりしても先には進めません。今できることから始めたいと思います。

転職は失敗だけど良かったことは?

矛盾するような話しですが、新しく就いた仕事で100%悪いことだけだったかと言えばそうではありません。せっかくなので夫が新しい仕事をして良かったことも私が代理で書いておきます。身体がついていけなければ退職せざるを得ないですが、良いことに目を向けたらいくつかはあるものです。

結局は仕事の良いところ、悪いところのバランスで転職を決めるしかないです。良いことを探して無理に自分を納得させる必要はないですが、最悪な環境でもひとつくらい良いことが必ずあること。忘れずにいたいと思います。

・悪い環境下でも優しくしてくれる従業員の人が一人いたこと。(すごい忍耐力の人です。)
・家の近くに会社があったため遅くまで働いてもすぐ帰れたこと。
・スーツを着なくても良い仕事で堅苦しくなかったこと。
・残業が多過ぎましたが、残業代は今のところ支払われていること。

仕事探しをする家族を支える人へ

さて。閑話休題。仕事を探す家族を支える人へ向けての対策についてです。ニュースなどで「就職がうまくいかず家庭内暴力」や「就職のことに口を出されたので夫が妻の首を・・」などと聞きますよね。はい。社会問題が起きるくらい本当に仕事探しはキツいです。大黒柱が悩む姿を支える家族もキツいです。

仕事探しは家族にとっても大変な課題と自覚しましょう。なので私は仕事探しを乗り切るために、長期戦を覚悟し以下を実践しようと試みています。

こうして乗り切ろう仕事探し

・夫の仕事の愚痴や転職の悩みを聞くのも仕事の一つとして割り切ること。
・自分の中で時間を区切って話しを聞こう。
 (○時になったら皿を洗う、ブログ書くなど自分の時間も大切に。家族に振り回され過ぎない。)
・夫の話しは否定せずとりあえず聞く。悩んでいる人は話すだけでも心が楽になることもある。
・子育ても仕事もあるため家族は仕事探ししている人と同じ目線で悩み過ぎないこと。
・無理をしすぎない。どうしても辛くなったら誰かに話して楽になろう。(SNSで呟くだけでも楽に。)

40代の転職【副業も視野に入れよう】

これまで夫が40代の3度目の転職で失敗したことを書いてきました。夫は今、本業をしながら副業で収入が得られないか画策しています。具体的には動画編集スクールでトレーナーをし、自分でも動画編集の仕事の営業を続けています。始めは全く鳴かず飛ばずだったのですが、ついに企業案件が数件入りました。(本業が忙しくてスクールの生徒さんに仕事を廻しました。)

食べていけるほどの収入にはまだなっていませんが、転職活動をしながら、副業も続け、何本か収入の柱を立てようと考えています。面接で嫌な態度をされたとしても副業では良いことがあったりすると人って単純に元気が出るものですよね。世界は広いので視野を少しでも広げチャンスを狙っていけたらと思います。夫さん頑張れー。

その後いろいろとあって転職しました。転職した話しはこちら。

40代の転職はたやすくないが諦めないで

我が家の転職が失敗だった話しでした。これからどんな荒波を超えなければならないのか不安はありますが、きっと何とかなります。私も家族を支えつつ自分の人生に与えられた道を一歩ずつ歩んでいきたいと思います。また転職記が明るい方向で更新出来る日を心から願っています。(悪いほうに転落してもきっと更新します(笑)。)

ご購読ありがとうございました。