乳腺外科で良性のしこりがみつかった体験談【定期検査】
乳がん一般健診にひっかかり続けて13年目です!
✅ 今乳がんの検査にひっかかって心配な人
✅ 乳腺に良性腫瘍があり経過観察中の人
✅ 胸にしこりがある人
に読んでいただきたい記事です。一般乳がん健診にひっかかっても悪性とは限らないこと。良性かどうか調べることが大切なことを書いています。
13年前初めて乳がん健診にひっかかる
ただいま40歳の私は27歳の年に初めて乳がんの検査にひっかかりました。職場で申し込んだ診療所の健診で初めて超音波(エコー)検査を受けた時のことです。検査をしていたスタッフの女性が右胸だけを執拗に撮影しています。「これは・・・何かある!」私はすぐに右胸に異常があるんだ・・・とわかりました。
ちなみにですが、13年前も今も何か自覚症状(しこりなど)はありません。
検査結果は【要精密検査】
検査結果は郵送できましたが案の定要精密検査と書かれていました。私の頭の中は真っ白になりました。心配性の私は「乳がんでは?」の文字が頭の中でグルグルしました。精密検査するために乳腺の画像も長3封筒に入り同時に届きました。封筒をこっそり見てみたりするくらい、いても立ってもいられず不安でした。
乳腺外科を予約する
ドキドキハラハラした気持ちになりながら乳腺外科に電話をかけて予約しました。
私 : 「健診でひっかかり電話しました。すぐ精密検査できますか?」
看護師さん : 「えー、当院は予約制なので精密検査は一ヶ月以上先ですが・・・」
私 : 「一ヶ月待つのが不安なのですぐ検査できる日はありませんか??」
看護師さん : 「・・・・では、少しお待ちいただきますが来週の土曜なら・・・・」
まるでクレーマーのようにすぐに検査をしてもらうようお願いしてしまったことを今は後悔しています。しかし当時は初めて精密検査を受けることへの言い知れない不安が先立って焦っていました。病院のご配慮ですぐに再検査をしてもらえることになりました。ありがとうございます。すみませんでした。
精密検査はマンモグラフィとエコー
発覚から精密検査まで一週間くらいあったと記憶しているのですが、検査待ちの日々は気持ちが沈みがちでした。最悪の場合を考え、ネットの記事を検索しまくり、私、闘病に入るかも知れないな・・・・と早合点していました。(待て、まだ乳がんと言われてはいないぞ)
当時の彼(今の夫)と結婚のけの字も出てやしませんでしたが、結婚を申し込まれたら快癒するまでは無理だな・・・とか悲劇のヒロイン的な妄想していました。はい。完全なる的が外れた無駄な妄想です。
精密検査の日、マンモグラフィを受けてからエコー検査を受けました。マンモグラフィは40歳未満で乳腺が発達している人には向いていないと言われています。(正しく病変が撮影できないため)しかし精密検査ではマンモグラフィもしました。マンモグラフィは板で胸を挟んでレントゲンを撮ります。個人差があると思うんですが、私は痛いです。冷や汗をかき、呼吸を整えながらやっと受けるくらい辛いです。
まあ、すぐ終わりますけどね。(5分くらいです)マンモグラフィ検査の時は乳がんかもという不安など感じないほど検査のことで頭がいっぱいになりました。結果よりも、早く終われ・・・とひたすら頭で念じてしまいました。
また、マンモグラフィが終わった後、乳腺外科の先生が改めてエコー検査をしてくれました。やはり右胸を診ている時「あー」とか「これかー」とかため息混じりに言われるので怖かったです。一応2つの検査の差について下記に紹介します。ご存知の方はスキップしてくださいね。
超音波検査とは
超音波検査とは超音波診断装置で身体の内部を調べる検査です。探触子と呼ばれる部分を皮膚に当てて検査を行います。超音波検査はエコー検査とも呼ばれ、人の耳では聞くことができない音を判別して身体にある異物などを判別します。利点は被曝することがなく何度でも検査を行うことができることです。
しかし石灰化(カルシウムの沈着)を診断することはできないため、多くの良性疾患も再検査に判別されてしまいます。
マンモグラフィ検査とは
透明な圧迫板で乳房を薄くしてするレントゲン検査です。少ない被曝量で詳細な検査結果がわかります。40歳以下の乳腺が発達している世代では病変を撮影できないことがあります。あと結構痛いです。(主観)様々な角度から撮影します。私は左右2枚ずつ撮影しました。
先生との面談で結果を聞きます
最後に先生との面談で検査結果を聞きました。結果は「乳腺にできる良性腫瘍」との所見でしたが、良性と悪性の選別は組織検査(細胞診)をしなくては正確にはわからない、と言われました。で、では、細胞診を!?と恐れる私。
ただし、腫瘍の形が綺麗な丸型で悪性に見えないので組織検査をするほどではない、とのこと。(組織検査になれば注射器で腫瘍から細胞を採取するそうです。)身体に負担がかかりますからむやみやたらと勧めることができないとのお話しでした。
3ヵ月ごとに定期検査をすることに
検査が終わっても完全なる無罪放免とはなりませんでしたが、最悪の結果は免れました。しかし、こうして私は良性腫瘍かどうか判別するために、3ヵ月ごとに検査をうけることになりました。
その後検査の日々
その後は3ヵ月ごと定期検査に乳腺外科通う日々を過ごしましたが、3ヵ月ごと2回通ったあと6ヵ月ごとになりました。その間、良性の腫瘍に変化はありませんでした。検査では腫瘍のサイズや形が変わらないかをチェックしました。
あと入浴の際に自己診断も勧められてすることになりました。毎月日付を決めて、月一でしこりがないか胸に触れてチェックします。月経前より月経が終わってから一週間後くらいから自己診断を行うと乳腺が柔らかくしこりに気付きやすいようです。ちなみに私はしこりはないです。
結婚と出産を経て今に至る
その後私は10年前に結婚し、7年前に出産をしました。子供を産んだ時は乳腺の定期検査から離れていたのですが、(お医者さんに叱られました)子育てが落ち着いた今はまた定期検査に通っています。
今もまだまだエコーではひっかかります
あれから13年経ちましたが一般健診のマンモグラフィでは「異常なし」ですが、超音波を受けると「要精密検査」になります。なのでもう一般健診は受けずに乳腺外科で定期検査を受けています。ついに検査の間隔は一年ごとになりました。あと胃も、良性ポリープで毎回「要精密検査」です。
最後に
13年前に乳腺の腫瘍に気づいた時のことを書きました。
今、健康診断で「要精密検査」となっている方、それは悪性ではない場合が多いです。思い切って精密検査を受けてみませんか?残念ながら悪性の病変が見つかっても、早期発見ならたくさんの治療する方法があります。勇気を出して検査に行くことをお勧めします。
みなさんにとって有意義な日々が長く続くよう願っています!最後までお読みいただきありがとうございました。
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