歯の移植体験記【前編】抜歯・歯の移植ってどうなの
1年くらい前ですが、ビビりながら歯の移植手術を受けました。
移植を受けた人はそんなに多くいないかな、と思い当時を振り返ってまとめました。
私の様に歯を抜かなきゃならないけど、入れ歯もブリッジも断固として「いやよ」という人が居たら参考にして頂けたら幸いです。
治療終わっている歯なのに頰が腫れる?
およそ1年半前から、治療が終わっているはずの奥歯が病むようになってきました。
走るとジンジン響く感じがする、時々頰の下のリンパ腺のあたりが腫れるなどの症状が出る様になりました。
かれこれ、15年ほど左奥歯はブリッジをかけて使用していましたが、次第に気になる痛みに変わります。
「おや?気のせいかな。でん六豆を食べ過ぎて歯を使い過ぎたかな・・・。」
毎回でん六豆や、じゃり豆のせいにして気を紛らわせ、うがいをしたり、たまに鎮痛剤を飲んだりして凌いできました。
しかし無情にも頰が腫れる間隔が短くなってきました。
「これはまずい・・・」
奥歯は一体どうした?
これは、気のせいではないとさすがの私も覚悟を決め、歯科の門を叩きました。
すると、ナイスミドルの先生は私の患部のレントゲンを撮りこう診断しました。
先生「これは、歯の根が折れているね。覚悟が出来たら抜かないといけないね。」
私「抜く!!?ですって?先生!」
(うぉぅ、まじですかー??私8020運動を心の中で推進しているのですが?)
久々に来た歯医者で、歯科医に言われたくないワードナンバー1を言われてしまった私はあわあわします。
先生「うんまぁ、抜くしかないから。あとは決心と、時期だね。
あと、歯茎が虫歯菌に負けているから感染している状態だね。
今回は抗生剤出しておくよ。仕事が忙しくない時期にまた覚悟を決めて来て。うん。」
私「せ、先生。歯を抜いた後はどどど、どうなりますか?」
先生「うん、またブリッジをかけるか、入れ歯か、インプラントかな。インプラント高いけど。まっ、ゆっくり考えて。」
私、近い未来歯を抜くのか、私はついに永久歯を抜かなくてはならないのか!
今日ある物が明日もあると思ってはいけない。
悲しみに打ちひしがれながら、私は帰宅しました。
入れ歯はまだ困る インプラントは無理
歯科から帰宅した私は、ネット検索の鬼と化し抜歯にまつわる記事を読みまくりました。
とにかく、入れ歯を免れたい一心でした。
いや、入れ歯でもいいのかも知れませんが、ただカッコつけて生きていたかったのです。
インプラントは経済的なことと、メンテナンスが必要という点で私には出来ない選択でした。
歯のことばかりを考えて過ごしたある日、歯の移植という方法を知ります。
知人が悪くなった歯を抜いて治療した後、また植え直すという治療を受けていたことを聞き「そんなことできるの?」と興味が湧きました。
そうして調べるうちに健康な親知らずがあれば、抜歯した後の歯茎にもう一度植えることができることが判りました。
しかも、要らない親知らずをお引越しさせて、新しくまた利用することも可能だと。
なぬー?と思い、歯の移植をしてくれる歯科医を受診することにしました。
(さようなら、長年連れ添ったナイスミドル先生、お元気で。
私は歯科を変わります。心変わりを許してください。私は、私は、入れ歯を免れたいのです。)
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歯の移植を検索するとハノイが
余談ですが、歯の移植を検索するといつも「ハノイ」が検索ワードの候補に挙がり、違う違う、と思いつつも手が滑って「ハノイ」を一度クリックしてしまいます。
ハノイに行きたい人みたいになってしまい人生で一番ハノイに詳しくなりました。
ハノイのブログは書いてませんが、ブレスチェッカーを買ってみた感想を書いています。↓↓↓
移植をしてくれる歯科へ
不必要にハノイについて詳しくなりながら、いよいよ移植をしてくれる歯科へ行きました。
歯科で初めに書くアンケートには歯の治療が「苦手」に大きく丸をします。
そして「痛みの少ない治療だと毎回通える励みになります。」などと、下手に出た希望まで書き添えました。
先生に会うと佐野史郎氏に似た先生が診察してくれました。
佐野先生「おーおー、こりゃ抜かなきゃだ。結構あー、結構あれだね。ウーン。」
なかなかこの先生は感情を口に出すのですね。
ドキドキしながら「先生、移植ってできるんでしょうかー。」と声を絞り出しました。
佐野先生「うーん。親知らずを測ったら大きくて抜いた後に上手く入るか微妙なんだよね。詳しく調べなきゃだけど、抜いてみてダメでした、ってこともあるし。」
と、詳しく説明をして下さいました。
佐野先生「まぁ、移植の前に他の虫歯を直しつつ、ブラッシングの指導も受けて全体の状態を整えよっか。」
これは、目的に行く前に苦手な歯医者に通わなきゃならないパターンですか!
がっくり来ましたが、私はここで出会った佐野史郎氏に似た先生に全てを賭けてみることにしました。
後編へ続く
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