おむすびころりん
保育園に通う6歳の娘が園外学習学習のため、おにぎりを持って出かけました。楽しみにしていたはずなのに園に着いたらおにぎりがない!どうして?ある慌ただしい朝の話です。ぜひお読みください。
朝は自転車で歌う
私コカムと娘のマメは歌が好きです。日頃は家であまり歌えないため、二人乗り親子自転車で保育園に行く途中に、仲良く歌います。
マメ「風の強さがちょっとー♪」
コカム「心をゆーさぶりすぎてーえー♪」
二人「まーじめにみーつめーた君が恋ーしいー♪」
という具合に、カラオケみたいにお互いに1フレーズずつ交互に歌います。曲は「マリーゴールド」です。はい。きっと変な親子だと思います。いつも二人の中で課題曲を決めて行き帰りで練習しています。
園外学習の朝も歌いながら登園しました。よっしゃ、「今日は園外学習だ」と心勇みながら歌いました。
歌に夢中になり過ぎた私たち
歌うとついつい、夢中になりがちです。保育園についた時心なしか娘のリュックが軽い気がしました。身体温まったから荷物も軽く感じるのかも(←ちがうよ)
そこへ来た美人の先生がひとこと。「たいへんマメちゃんママ、マメちゃんのリュック物凄い開いてます!!」
ひぇーどうりで!
カバンが軽いと思ったら入れたはずのおにぎりと着替えがこつ然と姿を消していました。
マメ「お母さん、おにぎりない!」
コカム「よし探しに戻ろう!!」
私はいつもとことんドジですが、自分がここまでとはまだ思っていなかったので、突然のことに驚きました。ええ、自分に驚きました。しかし落ち着いて気を取り直し、探しに戻ることにしました。
見つからなかったら?
今来た道を今度は、歌わずに慌てて引き返しました。おにぎりはどこ?着替えもどこ?
娘の保育園最後の園外学習なのに、朝からこんなことになって・・・。と少し落ち込む気持ちになってきました。ですが、私はこんな時は明るく振る舞うことにしています。本当にピンチの時でなければ、惨めにならないように強がって平気を装うのです。
娘のマメも私のドジには慣れているので、それほど心騒がせないのですが、さすがにおにぎりがないことには不安になった様子です。
マメ「お母さん、おにぎり見つからなかったらどうしようー。お昼なし?」
コカム「大丈夫!見つからなかったらコンビニで買おう!売ってるもん。何でもないよ。」
大真面目でコンビニで買うことを推しました。
名案のようでそうでもないんですけど・・・。
小学生の方ありがとう
電動自転車をかっ飛ばして家の近所まで戻ると、あった!おにぎりと着替えを入れた袋がありました。
しかし、見つけたブツには小学生たちが群がっていました。「それ拾ってくれてありがとう」と言うと恥ずかしそうに小学生たちはひとりふたりそそくさと去って行きました。
何か悪いことでもしたかのように。気まずそうに。
いえいえ、あなた方は良いことしてくれたんですよ。
小学生たちの背中に何度もお礼を言いたかったのですが、時間もありませんし、小学生にウザがられそうでしたから、しつこくする勇気は出ませんでした。
おにぎりが見つかって、再び保育園に向かいながら娘と反省会をしました。「やっぱり歌に夢中になっちゃだめだね。」「なんか落ちた音がしたんだよね。カッて。」「え!ゆってよ!」でも、おにぎりを落とすなんてなんか可笑しい。ホッとしたら二人で大笑いしてしまいました。
その後は何事もなかったかのように私は会社に行き、娘は登園しました。「おむすびころりん」って絵本ありましたよね。会社に行きながら思い出していました。なつかしい。おにぎりを落した記念に読んでみようかな。みなさんにも何気ない日常が楽しく続いていきますように。
では、本日もお読みいただきありがとうございました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません