KIRINJIのkiller tune kills me を聴いています

2020年5月21日

KIRINJIキラーチューンのイメージ画像

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KIRINJIといえば2000年に発表された「エイリアンズ」という曲が広く聴かれています。また、同曲は2017年の春からLINEミュージックのCMで「エイリアンズ」が使われたことも記憶に新しいです。久々に「エイリアンズ」をCMで耳にして良い曲と思い、もう一度聴き直してみたという方もいるでしょう。

今回は2019年にが生み出した「killer tune kills me」という名曲について書きます。私はこの曲の中毒みたいになっており、近ごろこの曲ばかり聴いています。「killer tune kills me」が素敵だと思うポイントを紹介します。いざ!

KIRINJIとは

KIRINJI(キリンジ)は1996年から活動しているバンドでかつては兄、堀込高樹と弟、堀込泰行が所属する5人編成のバンドでした。しかし、兄弟デュオと言うよりは主に弟である堀込康行がボーカルを担当していました。その後2013年に弟の堀込泰行はバンドを脱退してソロになっています。

独特の世界観を持つ詞と多彩な美しいサウンドに引き込まれる人が多いKIRINJIですが、リズム隊もまたカッコいいです。以前兄弟でバンドをしていた時はカタカナ表記でしたが、弟の堀込泰行が脱退した2013年にアルファベット表記になっています。
私が持っている昔のROCK’ IN ON JAPANにもカタカナ表記で載っていましたよ。

女性ボーカルが最高

KIRINJIは堀込高樹のボーカルが印象的で、怪しい艶っぽさが癖になります。KIRINJIと言えば堀込さんの印象です。

しかし「killer tune kills me」ではギタリストの弓木英梨乃がボーカルを務めています。その透き通って清々しい歌声にクラブミュージックのようなサウンドが相まって耳に心地よい曲です。どこまでも夜の道路をドライブして聴きたいような、心に爽快感をもたらしてくれます。

これが病み付きになる心地よさでして・・・。個人的な感想ですが、昼に聴けば日差しによく合うし、夜に聴けばどこまでも伸びやかに生きられそうな気になる開放感があります。私はしばらくこの曲の虜で、カラオケに入っているのを見つけて歌ってみました。熱唱というよりはウィパーボイスでう歌うと丁度良いです。

そのボーカルに加えてYonYonが韓国語でラップを入れていることで、別の顔をプラスして引き締まった印象に仕上がっています。また、YonYonはボーカルパートも歌っていますので、弓木英梨乃のボーカルと聴き比べてみるとより楽しめます。

歌詞が最高

「killer tune kills me」では、恋に破れた女性が登場します。
誰にでも大切にしていた恋が終わった切ない瞬間があるのではないでしょうか。
終わった恋を過去のことにして、前へ進もうとする女性の心情が見事に表現されています。

光浴びて ビートに抱かれ
傷も癒えたけど
あの夢 あの感情遠ざかっていく
it’s so faraway ah

星は帰った 私も帰る
ひとりぼっち口ずさんでる killer tune

君は今も 聴いてるかな あの曲
胸の奥 突き刺さったままのkiller tune
killer tune kiler tune
kills me

古い恋を忘れて新しい恋をしたいという気持ちが、夢中になれるキラーチューンを探している女性に例えられます。恋=キラーチューン という考え方が音楽好きを唸らせます。うむむ。音楽が恋のように大切だった頃が私にも確かにありました。恋が終わった時の不安な気持ち、寂しさは簡単に忘れられるものではないかも知れません。過去に捉えられず、前へ進みたい女性を日々包み込んでくれるような切なくて甘い曲です。

PVも最高

「killer tune kills me」はプロモーションビデオに恋が終わってしまった女性が登場しています。曲にマッチしている映像に出演しているのはモデルで女優の唐田えりかです。彼女の持つ透明感がこの曲の持つ美しさを引き立てています。女性は切なそうに泣き、そして歌い、どこか軽やかに踊ります。

PVの中の唐田えりかが演じる女性は恋が終わってしまった日常の中で、全てから解き放たれてどこか身軽になっているかのように見えます。恋が終わる時は、胸が潰れそうに苦しいですが、同時に色々なことから解放されることもあります。唐田えりかさんが出演しているプロモーションビデオも良いですが、「killer tune kills me」は心に響く曲です。この曲を少しでも聴く人が増えたら嬉しい限りです。

KIRINJIを応援しています

「killer tune kills me」が最高だと思うポイントを独自に書きました。本記事は個人の感想です。ファンの方々すみません。

たくさんの名曲を世に生み出しながら、2020年にバンド活動を終了することを発表したKIRINJIを応援しています。KIRINJIの曲たちを聴いたことがない方はぜひ一度聴いてみることをお勧めします。きっと忘れていた何かを思い出すでしょう。
また、切ない恋に泣いている全ての女性がkiller tune kills meに癒され、幸せになりますように。(男性も!)