会社でお菓子配りは迷惑?楽しく配るために【お客様からの差し入れ編】

こんにちは。コカムです。会社勤めが長くなり早20年。会社とお菓子は切っても切れない関係にあると思います。会社のあるところ、人の集まるところには必ずお菓子がありますよね。このお菓子によって、心が和み、話が弾むこともあるのですが、会社におやつは必要か、差し入れやお歳暮などで頂いたお菓子はどうするのがいいか、悩むポイントでもあると思います。

今回は事務員歴が長くなった私が、会社でお菓子を配ることの大変さや経験上得た小さなコツについて書いています。
今、ささやかな人間関係に悩む人の少しでも助けになるところがあれば幸いです。(会社でお菓子を配る仕事が全くない方には全く共感できない内容かも知れません。悪しからず。)

いざ!お菓子配り!行ってみましょう。

会社でお菓子を配る仕事はありますか【頂き物編】

会社に手土産持参でお客様が来ることありますよね。業界によって違うかも知れませんが、私が勤めている会社には日頃さまざまなお菓子が集まってきます。遠い地域から来るお客様が下さるお菓子。見たことも食べたこともないものもあり、気持ちが有難いなと感じます。

頂いたお菓子は休憩室に「ご自由にどうぞ」と書いた紙と共に置いてあることもあるそうですが、(近年こちらに方がスタンダード?)会社にいる人にお菓子を配ることもあります。私の勤める会社は後者で、お菓子配りとお茶汲みがあるため、この仕事で頭を悩ませること多いのです。

お菓子は女性が配るものなのか?

届いたお菓子の多くは、女性が配ることが多いでしょう。女性が配ることに決まっていると言うよりは、営業の人は外回りが多く雑用をする機会があまりないものです。ただ何となく、したっぱの仕事と言うか・・。上司や会社勤めの長い人に「お菓子を配っておいて」と言われて、女性や入社歴の浅い人が配ることが多いというか・・。

お菓子を配ることなんて深く考えずに、さくっと適当にやれば良いと言う雰囲気はありませんか?でも、会社の売上や業績には関わらないけど、日々こなさなくてはならない仕事の中の一つではあります。大変ささやかなので、誰かにわからないことを聞きにくいと感じるのは私だけでしょうか。そんな小さなモヤモヤをあえて掘り下げてみます。

会社でお菓子を配るのは大変?困ったこと・失敗したこと

お菓子配りがないという方には全く共感できないことですが、会社でのお菓子配りで戸惑い、少し大変だと感じたポイント、または失敗したことを挙げてみます。個人の感想でどなたにも当てはまることではないですが、あるある!と思って下さる人がいたら嬉しいです。

頂いたお菓子が人数分ない

人数分ないお菓子を頂くとき「今日は事務所に人がたくさんいるから後日人があまりいない時に配ろう」と思い、戸棚に仕舞っておきます。でも一向に事務所に人が少ない日が来ない。みんな出かけない。そのうちに戸棚にしまったことを忘れて、賞味期限が来てしまったことがあります。せっかく頂いたのに無駄にしてしまったと申し訳なく思いました。このことで上司に軽い注意を受けたこともありました。

切り分けないと分けられないお菓子がくる

会社で頂いたお菓子が切らないと分けられないものの時、少し困ります。バウムクーヘンやケーキなど個包装でないものだと、会社にいる人数分切り分けることになります。お茶の時間に「今は何人・・」と数えて見栄えがするように切り分けるのはなかなかハードルが高いです。

そして頭数に数えていた人が「自分いらないです」と辞退するとき!せっかく切ったのにと残念に思ってしまいます。あと、忙しい中でお菓子を切ると1個2個、すごい小さかったり、へんてこになることも。小さくぐちゃっとしたものは、自分で食べることになります。はい。自己責任ですから。

果物をもらう時結構困ります

果物も会社に届くことがありました。りんごなどはみんなで数個ずつ分けて持ち帰ればいいのですが、大きなメロンが届いたりするとなかなか大変です。メロンは食べ頃がいつと書いている紙と共に送られて来たりしますが、食べ頃を判断して切り分けるのが責任重大な気がして憂鬱です。たまに硬いメロンを切り分けてしまうと「まだ食べ頃ではなかったね」「硬かったかも」などと周りから言われ、微妙な思いをしたこともあります。

あとスイカを会社に買ってくださった人がいた夏も毎日切り分け、しゃかりきになって食べました。

自分は最後でいいと遠慮する方は

たくさんの種類が詰め合わせになったお菓子を配るとき、立場が上の人から選んでもらったりします。その時先にお菓子を選んでもらおうとした方が「私みなさんの後から選びます^^」と、他の人に順番を譲ってくれることがあります。これがなかなかの曲者です。(すみません)お菓子を配っていく間に電話が鳴ったり、急ぎの用事が発生したりします。それでつい、始めにお菓子を配る予定だった人に選んでもらうのを忘れてしまうのです。

できれば、どれにしますか?と聞いたタイミングで選んでくれると、配り忘れなくていいなぁと思います。優しい気遣いからと思うのですが。後から「私もらいませんでした」と言われると平謝りします。渡し忘れた自分がうっかりしているせいではあるのですが、先にお菓子を選んでもらえたら嬉しいです。で、周りの人もみんな真似して譲り合い合戦になると・・ほんと困ります。

会社でお菓子を配るために心がけたいこと

会社でお菓子を配るときに、失敗したり戸惑うこともあり、経験上立てた対策を書いてみたいと思います。必ず対策が有効な場面ばかりではないですが、ご参考程度にお読みください。いちいち書くような対処方法でもないですが、書いておきます。

お菓子を配るときにコミュニケーションをとろう

お菓子を何回も配っていくことで、だんだん見えてくることもあります。この方は間食は絶対しない人、この方は甘いものが苦手だけど奥様は甘いものが好き。この方は何を渡しても美味しく食べてくれる。この方は「どなたから頂きましたか?」とくれた方を気にしてくれる・・・。と、観察していくとだんだんわかってきます。

逆に何を渡しても無愛想で迷惑そう、な人もいるかも知れません。そんな人がいたら「お菓子、賞味期限が短くて。よかったら貰って頂けると助かります^^」と、こちらの都合をあらかじめ話すと気持ちよく貰ってくれたりします。コミュニケーションがきちんととれれば、お菓子も気持ちよく配れるはずです。

配り忘れ防止にはメモが有効

どんな仕事あっても、メモをしておけば忘れてしまうことを防止できます。しかしせっかくメモをしても、書いたことを忘れて見なければ本末転倒ですので、目につくところにお菓子の情報も書いておくといいでしょう。「○○社よりどら焼き1/5迄 ○個」という具合に簡単なもので良いです。

会社でお菓子を配るのは周りへの感謝の気持ちで

お菓子を配ることは、あなたでなくてもいい仕事かも知れません。できれば、「ご自由にお取りください」方式に変更したいと思うかも知れません。本当は私もそう思っています。ですが、お菓子を配るささやかな仕事も誰かの役に立つことです。お菓子をくれた人や、いつも会社で一緒に働いている人に感謝する気持ちで配ることにしましょう。

配るのをやりたいたくないと嫌々するより、明るい気持ちでお菓子を渡すことができるかも知れません。

カットして出すお菓子やフルーツは先に都合を聞くと良い

会社によって機会がない人もいると思いますが、ホールのケーキや切らなくては食べられない果物を頂いたときは会社にいる方の都合を先に聞いてから切り分けると良いです。サプライズ感を出すより「今からケーキ切るのですが良ければ食べてほしいです」と声がけすると、人数がわかってスムーズです。

どうしても食べてくれる人がいないときは、ジップロックのような袋があれば余ったケーキを持ち帰ってくれる人もいるはず。でもお菓子を切り分けた人が毎回余りを持ち帰るようになると「自分ばかり面倒を押し付けられる」と不公平感が増します。他の方と代わる代わる持ち帰れるのが理想ですね。頂いたお菓子や果物で、分けるのに手間がかかるものは上司に断ってから、家族の多い人に切らない状態で持って帰ってもらうこともあります。

頂いたお菓子をまとめて渡すと手間が減ります

本当は、手土産は頂いてからなるべくすぐに会社の人で食べられたら良いですが、忙しかったりして手土産の在庫が増えてしまうことありませんか。そうなったら毎回一種類ずつ配るのではなく、一つの袋に数種類まとめて配ってしまうのもありです。色々な詰め合わせなら、受け取りやすいですし、在庫も一気に履けます。家族のいる方なら割と喜んでもらえるのでおすすめです。

【経験談】お菓子を美味しく食べたいあまりに仕事をミス

数年前のお正月のあと。私の勤める会社に、仙台では有名なパイ・シューのお店のアップルパイ(ホール)を頂きました。食べることが大好きな女性スタッフは喜びました。「アップルパイはレンジで温めてバニラアイスを乗せると美味しい」と先輩が提案してくれてみんなで分担してアップルパイを温め、買ってきたアイスを盛りました。ちょうどその日は上層部の人も不在だったので余計楽しい。コーヒーも美味しい。「みんなでお茶会してるみたい」と思いました。(仕事しろ!!)

その日の私はアップルパイに気を取られ過ぎ、現場に収める荷物について確認不足なっていました。そのため後日、手痛い誤送ミスが発覚。お客様に迷惑をかけてしまいました。仕事しに会社に行っているので、お菓子を楽しむのもほどほどにしなくてはならないと反省した経験でした。(ですよね。)楽しくアップルパイを食べて仕事がおざなりでは何もならないです。

勤務中調子に乗ると仕事で必要なことに気が回らなくなると学びました。以降、大物おやつが会社に来てもはしゃがず淡々と手伝っています。

いずれは個包装のお菓子をご自由にお取りください方式に【提案しよう】

お菓子を配ることに細かく色々書きました。いずれは、会社のお菓子配りも「ご自由にどうぞ」と書いたメモを貼って欲しい人がもらう方式にしたいですよね。では、ご自由に方式で余ってしまったらどうするかなど別の課題もあるのですがそれは置いておいて。少しずつ、周りと協力して働いていくことで信頼関係が築けてきたら、上手に思っていることを伝えていけると思います。会社の雑用も減らしていけると良いです。

会社で頂いたお菓子心を大切に

会社で頂くお菓子を配ることについて書きました。読んでくれた方にとって何か参考になるところがあれば幸いです。会社で頂くお菓子も有り難く受け取れる心を持っていけたら良いです。最後までお読みいただきありがとうございました。良い日々をお過ごしくださいね。